腰痛について明らかになっていること①

腰痛について明らかになっていること①
エビデンス
★腰の痛みやうずきは通常、重い病気によるものではない。
★ほとんどの腰痛は速やかに治まり、少なくとも通常の生活ができる程度になる。
★放置しない限り腰痛で体が不自由になることはない。
★痛みが非常に強くなることがあり、しばらくの間はやや活動を控えなければならない場合もある。
しかし1日~2日以上の安静は有効ではなく、かえって回復を遅らせることになるため、できる範囲内で身体を動かすようにする。
★人間の腰は動かすように出来ている。通常の活動に戻るのが早ければ早いほど腰の状態も早く改善する
。★最善策は、痛みがあっても身体を動かし、普段どおりの日常生活を続けることである。
■【この指針に従えば必ず楽になる】
★出来るだけ普段どおりの生活をすること。そのほうがベッドで安静にしているよりずっと良い。
★毎日身体を動かすこと。それで症状がひどくなることはない。ただし重い物を持つことだけは避ける。
★体調の維持に努めること。ウォーキング、サイクリング、スイミングは腰の運動になり気分も晴れる。腰の状態が良くなってからも続けること。
★運動は徐々に始めて毎日少しずつ増やしていくこと。改善していくのが分かるだろう。
★仕事を続けるか、もしくはできるだけ早く仕事を復帰すること。必要ならば1~2週間は軽い仕事を担当する。
★我慢強くなること。しばらくの間、うずくような痛みや刺すような痛みがあるのは異常ではない。
★すぐに鎮痛剤に頼らないこと。前向きな気持ちで自分で痛みをコントロールすること。
★家に閉じこもったり、自分の楽しみをあきらめたりしないこと。
★心配しないこと。寝たきりになってしまうわけではない。
★腰痛に関する恐ろしい噂話に耳を貸さないこと。ほとんどは根拠がない。
★気が滅入りそうな日でも、ふさぎこまないこと。
★前向きで活動的でいること。そうすれば早く回復するし、その後の問題も少ないだろう。
新しい腰痛・坐骨神経痛の概念に基づく治療が有効です。
腰痛・坐骨神経痛がどういうものか?
どういう症状がでるのか?原因は何なのか?有効な治療は?やってはいけないことは?どのくらいの期間で治るのか? 等々
ご存知でしょうか?
聞きかじった知識や自分自身の体験などの限られた情報を基に考えて、対処していませんか?
腰痛・坐骨神経痛が治らずに長引いている原因を自ら作ってしまっている可能性があります。
より真実に近い科学的事実に基づき考えることが重要です。
その上で、何をするのか自由に選択されると良いと思います。
このような実証研究によって得られた事実を元にして、再構成された新しい腰痛・坐骨神経痛の概念に基づく治療が有効です。