ひまわり接骨院

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【急性腰痛】各種検査

【急性腰痛】各種検査

【急性腰痛】各種検査

 

 

 

 

 

エビデンス

 

(1)最近の重度外傷(全年齢)・最近の軽度外傷(50歳以上)・長期のステロイド服用・骨粗鬆症・70歳以上という

レッドフラッグがなければ、急性腰痛の検査として1ヶ月以内の単純X線撮影は推奨しない(確証度B)。http://1.usa.gov/uhlYSO

いよいよ画像検査に入りました。

レッドフラッグ(危険信号)のない急性腰痛(ぎっくり腰)患者に画像検査を行なうなという勧告です。

わが国はルーチンワークのようにレントゲン写真を撮りますが、

それは国民が当然の権利のように要求するのでやめられないという事情もあります。

放射線被曝が好きな人以外はこうした考え方を改めましょう。

 

■(2)最近の重度外傷(全年齢)・最近の軽度外傷(50歳以上)・長期のステロイド服用・骨粗鬆症・70歳以上というレッドフラッグがある場合、

骨折を除外するために腰椎の単純X線撮影を推奨する(確証度C)。http://1.usa.gov/uhlYSO

レッドフラッグ(危険信号)のない腰痛患者にレントゲン写真を撮る必要はないのです。しっかり頭に叩き込んでおきましょう。

 

■(3)がんや感染症の既往・37.8℃以上の発熱・静注薬の乱用・長期のステロイド服用・安静臥床で悪化する腰痛・原因不明の体重減少が存在する場合、

腫瘍と感染症の鑑別に単純X線検査にCBCとESRの併用が有効である(確証度C)。http://1.usa.gov/uhlYSO

CBC(血算=赤血球数・白血球数・血小板数・ヘモグロビン)とESR(赤沈=赤血球沈降速度)は、

レントゲン撮影以上に重要な情報を与えてくれるのに、日本ではあまり行なわれていないようです。

 

 

■(4)腫瘍や感染症を疑わせるレッドフラッグ(危険信号)が存在する場合、

単純X線撮影で異常所見がなくても骨スキャン・CT・MRIが必要となる可能性がある(確証度C)。http://1.usa.gov/uhlYSO


腰痛疾患を診る場合はとにかくレッドフラッグを見逃すなということです。

レントゲン写真より病歴聴取(問診)や理学検査(身体検査)の方がはるかに重要なのです。

 

 

■(5)斜方向からの腰椎単純X線撮影を日常的に行うことは、放射線被曝の影響を考えると成人には推奨できない(確証度B)。http://1.usa.gov/uhlYSO

レントゲン写真の斜位像は脊椎分離症を確認するために撮るわけですが、

成人の脊椎分離症と腰痛は無関係なので、意味のない放射線被曝は避けろという強い勧告です。

 

 

■(6)馬尾症候群や進行性の筋力低下のある患者は緊急手術が必要となる可能性があるため、

CT・MRI・ミエログラフィー・CT-ミエログラフィーの緊急検査を推奨する。

緊急検査の実施は外科医と相談して決定すべき。(確証度C)。http://1.usa.gov/uhlYSO


馬尾症候群は24時間以内の緊急手術が必要ですが、確証度Cということでも分かるように、

現在はミエログラフィーとCT-ミエログラフィーは推奨されません。

 

 

■(7)脊椎腫瘍・感染・骨折・その他の占拠性病変の存在が強く疑われる場合は、

CT・MRI・ミエログラフィー・CT-ミエログラフィーによる検査を実施することが推奨される(確証度C)。

http://1.usa.gov/uhlYSO

 

 

■(8)重篤な疾患を示唆するレッドフラッグがある場合を除き、

腰痛発症後1ヶ月以内のCT・MRI・ミエログラフィー・CT-ミエログラフィーは推奨しない。

発症1ヶ月後に重篤な疾患の鑑別や手術を検討する場合には容認(確証度B)。http://1.usa.gov/uhlYSO



レッドフラッグがない腰痛患者に対して、コストがかかる上にリスクを伴う画像検査はするなという強い勧告です。



ハイリスクでハイコストの画像検査は、レッドフラッグのある患者だけに許されるということです。

 

 

■(9)腰椎外科手術の既往歴のある急性腰痛患者において、

腰椎外科手術による瘢痕組織と椎間板ヘルニアを鑑別するための画像検査にはMRIを用いる(確証度D)。http://1.usa.gov/uhlYSO



腰痛疾患の画像検査は放射線被曝のないMRIが望ましいのですが、コストパフォーマンス(費用対効果)がイマイチです。

 

 

■(10)ミエログラフィーとCT-ミエログラフィーは侵襲的な検査であり、合併症のリスクを増大させることから、

外科手術を前提とした特別な状況に限って行われるべき画像検査である(確証度D)。http://1.usa.gov/uhlYSO

日本ではまだ行なわれているようですけど、腰痛診療ガイドラインが新しくなればなるほどミエログラフィー(脊髄造影)は避けるべきと勧告しています。

 

 

■(11)CTとMRIのスライス幅は0.5cm以下で椎体終板に平行。

MRIの磁界強度は0.5T以下。ミエログラフィーとCT-ミエログラフィーは水溶性造影剤。

これらの画像検査の調書は放射線科医の報告を基に作成する(確証度B)。http://1.usa.gov/uhlYSO

これはテクニカルなことなので特にコメントはありません。

 

 

■(12)骨スキャンはレッドフラッグが認められる急性腰痛患者の評価に推奨するが、妊娠中は禁忌である(確証度C)。

 

 

 

■(13)サーモグラフィーは急性腰痛患者の評価に推奨できない(確証度C)。http://1.usa.gov/uhlYSO

 

 

■(14)椎間板造影(ディスコグラフィー)は侵襲的な検査である上にその解釈も曖昧なため、急性腰痛患者には推奨できない。

他の非侵襲的検査(CT・MRI)を行うことで、椎間板造影による合併症は回避可能である(確証度C)。http://1.usa.gov/uhlYSO

そうはいってもCTだってかなり侵襲的(身体を傷つけること)なのですけどね。

 

 

■(15)腰部椎間板ヘルニアによる神経根障害が疑われる患者に対するCTディスコグラフィーは、

合併症のリスクが増大するために他の画像検査(CT・MRI)以上には推奨できない(確証度C)。http://1.usa.gov/uhlYSO

要するに椎間板造影はやめろという勧告です。なのに日本ではまだ行なっている医療機関があるようです。



レッドフラッグがなければ画像検査は無意味なのは分かりますが、サーモグラフィーが役立たないというのは意外ですね。

 

■(16)鍼筋電図(EMG)とH反射は腰痛の有無に関わらず下肢症状が1ヶ月以上続く患者の神経機能障害の査定に有益と考えられる(確証度C)。http://1.usa.gov/uhlYSO



鍼筋電図(EMG)とH反射は下肢症状が神経根に由来するものなのか、

あるいはニューロパシーの存在を確かめるには役立ちますが、発症後1ヶ月以内に行なうと誤診率が高くなります。

 

 

■(17)理学検査で神経根症状の存在が明白なら電気生理学的検査は推奨しない(確証度C)。http://1.usa.gov/uhlYSO

電気生理学的検査というのはEMG(筋電図)やSEPs(脊髄誘発電位)を指します。

 

 

■(18)急性腰痛患者の評価に体表EMG(筋電図)とF波テストは推奨できない(確証度C)。http://1.usa.gov/uhlYSO

推奨しないのというのでどうでもいいのですが、F波テストとは伝導速度検査法のことです。

 

 

 

■(19)SEPs(脊髄誘発電位)は脊柱管狭窄症と脊髄ミエロパシーが疑われる場合の評価に有用と考えられる(確証度C)。http://1.usa.gov/uhlYSO

 

 

■(20)心理的・社会的・経済的因子は腰痛発症と治療成績に大きな影響を与える(確証度D)。http://1.usa.gov/uhlYSO

「確証度D」ですからまだ手探り状態だったんでしょう。しかし1994年にはすでに腰痛疾患とイエローフラッグ(心理社会的因子)との関連に気づいていたわけです。

 

 

■(21)レッドフラッグがないのに日常生活が困難な場合、検査や治療を追加する前に非現実的な期待や心理社会的因子を検討する(確証度D)。http://1.usa.gov/uhlYSO

「確証度D」ですからまだ手探り状態だったんでしょう。しかし1994年にはすでに腰痛疾患とイエローフラッグ(心理社会的因子)との関連に気づいていたわけです。

 

 

 

新しい腰痛・坐骨神経痛の概念に基づく治療が有効です。

 

腰痛・坐骨神経痛がどういうものか?

どういう症状がでるのか?原因は何なのか?有効な治療は?やってはいけないことは?どのくらいの期間で治るのか? 等々

ご存知でしょうか?

 

聞きかじった知識や自分自身の体験などの限られた情報を基に考えて、対処していませんか?

 

腰痛・坐骨神経痛が治らずに長引いている原因を自ら作ってしまっている可能性があります。

より真実に近い科学的事実に基づき考えることが重要です。

 

その上で、何をするのか自由に選択されると良いと思います。

 

このような実証研究によって得られた事実を元にして、再構成された新しい腰痛・坐骨神経痛の概念に基づく治療が有効です。

 

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