腰痛概念に劇的な転換が起きたプロセス

腰痛概念に劇的な転換が起きたプロセス
エビデンス
■これから仕切りなおしです。50年に1度の大発見とされる、腰痛概念に劇的な転換が起きたプロセスからリスタートします。
従来の腰痛概念に重大な転機が訪れたのは、
アメリカ医療政策研究局(AHCPR)が1992年までに発表された急性腰痛に関する論文の体系的レビューを実施し、
『成人の急性腰痛診療ガイドライン』を発表した1994年のことです(http://1.usa.gov/uhlYSO )。
ちなみに、1991年にゴードン・ガイアットがEBM(Evidence-Based Medicine:根拠に基づく医療)という医の在り方を世に問うてから、
世界で最初に作成された診療ガイドラインは、
命にかかわるガンでも心臓病でも脳卒中でもなく、
急性腰痛だったことが事の重大さを物語っていると言えるでしょう。
新しい腰痛・坐骨神経痛の概念に基づく治療が有効です。
腰痛・坐骨神経痛がどういうものか?
どういう症状がでるのか?原因は何なのか?有効な治療は?やってはいけないことは?どのくらいの期間で治るのか? 等々
ご存知でしょうか?
聞きかじった知識や自分自身の体験などの限られた情報を基に考えて、対処していませんか?
腰痛・坐骨神経痛が治らずに長引いている原因を自ら作ってしまっている可能性があります。
より真実に近い科学的事実に基づき考えることが重要です。
その上で、何をするのか自由に選択されると良いと思います。
このような実証研究によって得られた事実を元にして、再構成された新しい腰痛・坐骨神経痛の概念に基づく治療が有効です。