腰椎手術は最初の手術が最後のチャンス
エビデンス
その1
腰痛疾患で再手術を受けた患者179名を対象とした研究によると、手術の成功率は2回目で45%(20%は悪化)、3回目では25%(25%は悪化)、4回目では15%(45%は悪化)あることが判明。最初の手術が最後のチャンス。http://1.usa.gov/QMz2p0
再手術によって症状が改善しない見込みが50%以上あると聞かされても患者は手術を選択するでしょうか? 医師自身が患者だったらこれほど確率の低い賭けに乗るでしょうか? だからこそ腰椎手術は最初の手術が最後のチャンスだといわれるのです。
新しい腰痛の概念に基ずく治療が有効です。
明確な証拠もなしにいくら手術を重ねて見た目を整えても改善しません。
非物理的因子の心理学的行動学的因子、社会的経済的因子、職業的因子が発症、慢性化、再発率、手術成績に影響しているからです。
非物理的因子に対しての治療をして、その結果をみてから手術に挑むほうが勝算があります。
このような実証研究によって得られた事実を元にして、再構成された新しい腰痛の概念に基づく治療が有効です。