腰痛にインソールは?
エビデンス
その1
限定的なエビデンスながら、インソールは軽度の腰痛患者において症状を緩和させる可能性はあるが、長期成績に関するエビデンスはない(★)。2cm未満の下肢長差は腰痛における臨床的意義はない(★)。http://amzn.to/Hk8veA
人の身体は左右対称ではないので足の長さに違いがあっても問題になりません。腰痛の原因になるというエビデンス(科学的根拠)はないのです。
新しい腰痛概念とは
このような実証研究によって得られた事実を元にして、再構成されました。それまでの患者さんや医療者の経験に頼る対処方法では、効果に再現性がなく却って快復を遅らせたり、慢性化させてしまうことが明らかになりました。
まとめ
長期的なプランがあったうえで、一時的な鎮痛処置として利用するのは良いと考えます。
しかし「長期的プランがない」、「一時的な鎮痛処置の繰り返し」、「自ら積極的に治そうとしない」、「受動的な治療ばかり」、「痛みばかり注目する」では慢性化させてしまいます。
「一時的な鎮痛処置の繰り返し」の先に回復への近道はありません。