急性腰痛に物理療法は?
エビデンス
その1
物理療法(アイシング・温熱療法・短波ジアテルミー・マッサージ・超音波)は一般的に急性腰痛の症状緩和のために用いられるが、これらの受動的な方法は臨床転帰に対して何ら影響を与えないと考えられる(★★)。http://amzn.to/Hk8veA
たいへん厳しい勧告ですけれども「治療してもらう」「治してもらう」という受け身的な治療法は慢性化を助長することが明らかになっています。腰痛疾患は自分の力で治してやるという攻めの姿勢が必要です。
新しい腰痛概念とは
このような実証研究によって得られた事実を元にして、再構成されました。それまでの患者さんや医療者の経験に頼る対処方法では、効果に再現性がなく却って快復を遅らせたり、慢性化させてしまうことが明らかになりました。
まとめ
長期的なプランがあったうえで、一時的な鎮痛処置として利用するのは良いと考えます。
しかし「長期的プランがない」、「一時的な鎮痛処置の繰り返し」、「自ら積極的に治そうとしない」、「受動的な治療ばかり」、「痛みばかり注目する」では慢性化させてしまいます。
「一時的な鎮痛処置の繰り返し」の先に回復への近道はありません。
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