ぎっくり腰にブロック注射は有効か?
エビデンス
その1
限られたエビデンスによれば、ステロイドや局所麻酔剤とオピオイドを併用した硬膜外ブロック、あるいはいずれかの単独注射は、神経根症状の伴わない急性腰痛に対する有効性が証明されていない(★)。http://amzn.to/Hk8veA
現時点では急性腰痛(ぎっくり腰)に硬膜外ブロックの適応はないということです。
解釈
急性期(発症から6週間まで)の腰痛には効果が証明されていません。
新しい腰痛の概念に基ずく治療が有効です。
このような実証研究によって得られた事実を元にして、再構成されました。それまでの患者さんや医療者の経験に頼る対処方法では、効果に再現性がなく却って快復を遅らせたり、慢性化させてしまうことが明らかになりました。