腰痛「摩耗・損傷モデル」では説明不可能
エビデンス
その1
農業従事者1,221名と非従事者1,130名を対象にした前向きコホート研究では、腰への負担が大きいほど腰痛発症率が低下。腰痛の原因は「摩耗・損傷モデル」では説明不可能。腰の健康を保ちたいなら肉体労働を恐れてはならない。http://1.usa.gov/uk4Nk9
患者も医療関係者も肉体労働によって腰痛が発症すると思い込んでいます。その思い込みが腰痛の発症率を高めていることに、一日も早く気づいていただきたいと切に願っています。
摩耗・損傷モデル
姿勢や重量物の持ち上げなどのメカニカルストレスが腰痛の原因であるとういう考え方。
対策として、コルセットを着用したり、物の持ち上げ方に気を配ることで腰の負担を減らすことが大切と考えます。
新たな腰痛概念とは
実証研究によって得られた事実を元にして、再構成されました
これまでの「摩耗・損傷モデル」という古い考え方や治療法が却って治りを遅らせていることも判明しました。古い考えを改め、新しい考えを知るだけで治療効果があります。
メカニカルストレスの腰痛への影響は小さいです。それよりも常に腰に気を配ることのほうが、腰痛の再発や慢性化のリスクを高めると考えます。