11~14歳における腰痛の強力な予測因子
エビデンス
その1
11~14歳における腰痛の危険因子をコホート研究と横断研究で調査した結果、身体活動やバックパックによる負荷よりも心理社会的因子がもっとも強力な予測因子であった。http://goo.gl/johnf5 http://goo.gl/1lxsLu
この研究は身体的負荷が子どもたちの腰痛発症に重要な役割を果たしているという仮説を証明するために行なわれた研究ですが、意外なことにBMI(肥満度)・バックパックの重量・力仕事を伴うアルバイト・激しいスポーツといった物理的因子よりも、SDQ(Strengths and Difficulties Questionnaire)スコアの高さ(心理社会的因子)が腰痛発症に関連していたことが明らかになりました。
新しい腰痛・坐骨神経痛の概念に基ずく治療が有効です。
腰痛・坐骨神経痛がどういうものか?
どういう症状がでるのか?原因は何なのか?有効な治療は?やってはいけないことは?どのくらいの期間で治るのか? 等々
ご存知でしょうか?
聞きかじった知識や自分自身の体験などの限られた情報を基に考えて、対処していませんか?
腰痛・坐骨神経痛が治らずに長引いている原因を自ら作ってしまっている可能性があります。
より真実に近い科学的事実に基づき考えることが重要です。
その上で、何をするのか自由に選択されると良いと思います。
このような実証研究によって得られた事実を元にして、再構成された新しい腰痛・坐骨神経痛の概念に基づく治療が有効です。