アイシング(寒冷療法)の根拠
エビデンス
その1
アスリートのスポーツ外傷におけるアイシングに関する文献調査によると、患部の血流量を減らして代謝速度を低下させることは判明しているものの、損傷後の救急処置として効果を認めた比較試験は存在せず。http://1.usa.gov/190lgaG http://1.usa.gov/190m8fr
腰痛患者は医師のアドバイスに従ってアイシングを行なっていますけど、信じ難いことにその有効性を示す科学的根拠はほとんどありません。アイシング(寒冷療法)関連産業は筋骨格系疾患の分野で急成長を遂げているものの、アイシングに関するエビデンスはお寒い状況にあると言えます。
新しい腰痛・坐骨神経痛の概念に基ずく治療が有効です。
腰痛・坐骨神経痛がどういうものか?
どういう症状がでるのか?原因は何なのか?有効な治療は?やってはいけないことは?どのくらいの期間で治るのか? 等々
ご存知でしょうか?
聞きかじった知識や自分自身の体験などの限られた情報を基に考えて、対処していませんか?
腰痛・坐骨神経痛が治らずに長引いている原因を自ら作ってしまっている可能性があります。
より真実に近い科学的事実に基づき考えることが重要です。
その上で、何をするのか自由に選択されると良いと思います。
このような実証研究によって得られた事実を元にして、再構成された新しい腰痛・坐骨神経痛の概念に基づく治療が有効です。